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赤い缶のサクマ式ドロップで知られる佐久間製菓が2023 年1月20日に創業以来141年の歴史に幕を下ろし廃業を決めたと報じられた。
 
小説 火垂るの墓高畑勲監督の映画で 14歳の兄と4歳の妹の絆と米軍の爆撃機による住宅地を目標に爆弾焼夷弾無差別爆撃に耐えて過ごした戦争の悲劇の日々を 命の糧として色とりどりのサクマ式ドロップにより生き続け哀しみを込めて訴求した小説で大きな役割を果たしている
ドロップの缶に水を入れてドロップの缶におはじきを入れて取り出し口に入れて飢えを忍び 荼毘に付した節子の骨をドロップの缶に収め三ノ宮駅構内で餓死したさいには、駅員が節子の骨が収められてドロップの缶を投げ捨てた時、節子は蛍となって兄と分かれる表現は戦争の惨状と非情さ惨たらしさを言葉により人々の心に訴えている
お菓子として口にしていたドロップが平穏な生活から空爆や機銃掃射に追われる戦争の無情な描写にかさねられている78年前の記録である

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